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初代竿春の独り言

『冴二刀』(さえにとう)

2009年03月03日

●「冴二刀」のフィールドテスト(2月下旬、野田幸手園にて)

連載が遅くなり申し訳ありません、また新商品の完成が予定よりも遅れています。待っていただいている皆様には誠に申し訳ありません。新商品に使用する穂先・穂持のカーボン素材の関係で遅れてしまいまいしたが、納得できる商品が出来ると自負しております。フィールドテストも始まりましたので、今しばらくお待ち下さい。

今回の新商品『冴二刀』(さえにとう)は『冴』と『合成』の2種類の機能を味わえる竿です。

●冴二刀 9尺 3継の場合
       穂持ち(竹) 穂先(カーボン)…… 冴
 元(竹)1本
      穂持ち(カーボン) 穂先(カーボン)…… 合成竿
 ※冴と合成を釣り場で使い分けることが出来ます。

 
野本釣具店(上尾)で「平成のへら竿」と称し宣伝していただいた『冴』(さえ、純正竹竿の穂先だけカーボン素材)は使用していただいているお客さまには、真竹の削り穂よりヘラ鮒を釣る道具としての機能・性能に優れていることがお分かりのことと思います。
 また、穂先・穂持をカーボンとした『合成竿』も支持を獲得し、皆様からの好評をいただいております。
 「冴」と「合成」の2種類の機能を持った新商品『冴二刀』については、もうご存知の方もいらっしゃると思います、雑誌『へら鮒』や『ボーバー』紙上で大きく取り上げていただきましたので、そちらも参考にしていただければと思います。
 また今年も竹の素材が入荷いたしました。その選定もブログが遅れた原因ですが、今年の竹もまた楽しみな素材であります。

今年も沢山の竹が入りました。例年にはないくらいの良質な竹です。
工房総出の選別作業です。

一本一本の竹については例年私が選別し、使用可能な適当な長さに竹を整える作業をします。
写真には写っていませんが、工房の若手達は入荷した竹の枝切りの下作業をして、私に渡してくれます。毎年の工房の風物詩です。

2~3ヶ月家の庭先に晒します。丁度この時期です、ギャラリー竿春にお見えになりましたら隣にあります、是非覗いて見て下さい。雪の中でも晒しています。

その後、更に選別作業を繰り返して、二階にある竹の保存室にそれぞれを選別して保管します。早い竹で、竿に使用されるまでに約1年、素材によっては15~20年近く保管され、製品となる竹もあります。
今から竹に魂を入れるのが楽しみです。

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