下層ページのメニューボタン
読みもの
読みもの

blog
読みもの

初代竿春の独り言

残暑お見舞い申し上げます

2009年08月12日

残暑お見舞い申し上げます。
  異常気象と言う言葉はあまり使いたくありませんが、東北地方は
 梅雨が明けずに秋になってしまったようです。関東でも夏空は一週
 間程度続いただけで、梅雨空が八割、夏空が二割程度の感じです。
 毎年、異常が続くと異常ではなくなってしまう?
  先日に火入れが終わった後で座布団を見ると、汗でビッショリと
 濡れていました。昔から火入れにはコークスを使用していますが、
 コークスの大きさも数種類用意して使用しています。火を熾しだ
 して安定させるまで二時間程かかりますが、今日は良い火ができて
 これからという時に用事ができ、火入れができなくなった時などは
 後ろ髪が引かれます。

火入れの写真では薄着姿になるのが分かってもらえたと思います。
 今年は特に蒸し暑く、サウナに長時間行っているようです。皮肉なも
 ので「寒気の時期に七輪の前に座っていて良い商売だな」と言われる
 こともありますが、火入れが分かるまで三十数年かかりました。
 火入れは竹を伸ばすだけでなくて内部に焼き入れも行います。竹の表
 面を焦がさずに内部に焼きを入れるのです。食べるカキモチを焼くの
 と同様に内部にも火と通さないと食べることもできません。まさに刀
 の焼入れと同じでその竹に合った焼入れが要求されます。入れ過ぎず、
 不足せず、ちょうど良い焼入れができた時に竹が生きてきます。竿作
 りで一番難しい作業です。

  工房の中では一番多く火入れをして頑張っています。

※時々、ギャラリーで電話番もしています。


 次回の予告、進化する合成竿!まだまだ進化を続けさせます。
 こうご期待下さい。

トップページ

読みもの

お問い合わせ

竿春ではヘラ竿、竿掛け、万力、玉の柄などの注文製作を承ります。また、作者問わず修理も承ります。ご来店、お電話、ご相談・ご注文フォームよりお問い合わせください。

04-7167-5591

【平日】13:00~20:00
【日・祭日】13:00~19:00
【定休日】月曜日、祭日の場合は翌日