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初代竿春の独り言

ハイブリッド竿の本質に迫る

2009年01月29日

ハイブリッド竿とは材質の異なる素材を組み合わせて一本の竿としたものです。ここではカーボン素材と竹を組み合わせた一本の完成された竹竿としまして、従来の竹竿と異なった新次元の新しい時代に適合した竿として考えていた次第であります。

昭和50年代に入ろうとしていた時代から構想を練り、試行錯誤しながら昭和55年「響」の試作から昭和60年に完成し、現在に至っております。しかしその間にも素材の究極を極めるべく、「冴」や「本味」等穂先だけカーボン(何れ「冴」に関する考え方やその詳しいデーターを開示して皆様に分かりやすく説明する準備があります)に考えたり、穂先・穂持をカーボンで作成しながら、竹とのベスト・マッチを探究してまいりました。

批判的な人は、「あれは竹竿ではない」と称し随分攻撃もされましたが、現実を見ていただければお判りだと思います。このままでは現在の釣りに関しても大変な危機に晒されておる現実を直視していただければ、また、竿を販売していただく小売店さんですら大変な世の中に差し掛かっているのは実情として明らかであります。この様な来るべき厳しいへら鮒の業態を見据えて発言したことが却って生意気ととられましたが、すでに昭和50年代に想定して作り、発言したつもりでいます。※1

ハイブリット竿「響」の販売から約30年近くが過ぎましたが、最初に出しました「響」は私自身、竿春と言う名前もあり、粗悪な商品を世間に出す訳にもいかず慎重に事を運んだ結果、今考えますとカーボン素材の研究はしたつもりですが、まだまだ改良の余地も沢山ありました。しかし、当時はベストな物を選択したつもりです。竹竿の元・元上に至っては、カーボン素材に負けない竹と言うことで、太くてシッカリした素材を選択した次第であります。これを分かり易く説明すると、カーボンの弾力を「1」としたならそれに負けないだけの竹の素材を「2」とし、へら鮒を容易に引くための強さと丈夫強さを竹にも求めました。
 しかし、強さや丈夫さを追い求めた結果、竹竿の本来持っている「へら鮒とのやりとりを楽しむ」部分に欠けていたことも否めません。竹馬(阪部 修)監修による「岩燕」は柔らかみのある竿に仕上がり研究の余地を進化させた結果の作品でもありました。
 これで良いとは考えておらず、志を高くもって「現代のへら鮒釣り」のニーズに合う竿を追及してまいりました。その結果として最近発売した『大輝』は「響」の反省を十分にいかし、穂先・穂持のカーボン素材を縦・横・クロスに織り交ぜ魚をかけた時のブレを解消するとともに、竹の素材をカーボン素材の持つ数値に近づけることで、本来の竹竿と遜色ないできに仕上げる事ができました。

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